SANYOSHIGYO×ALLY 「違い」を組織の力に変える。
LGBTQ+への取り組みをはじめたタイミングときっかけ
2021年度から三洋紙業グループはLGBTQ+アライ企業としての取り組みを開始致しました。一人ひとりの多様性を尊重し、誰しもが挑戦できる環境の中でものづくりをしたいという想いがあり、性的指向や性自認、性表現に関わらず、それぞれの強みを活かしながら製品の企画・製造・販売ができる企業を目指しています。
実際の取り組み内容
2021年度秋、従業員全員対象のLGBT研修を実施致しました。「LGBTの基本的な知識」や「LGBTと職場の課題」について学ぶだけでなく、ロールプレイを交えてお互いの言葉のかけ方や言葉遣いを見直す貴重な機会となりました。研修後には社内でアライステッカーを作成し、アライの輪を広げることや、定期的に経営層から従業員に向けてLGBTQ+に関する社会の動きや、会社として差別禁止である考えを発信し、それぞれの従業員が理解を深められるよう取り組んでいます。福利厚生制度の見直しについては、今秋に同性パートナーシップ制度の導入を行う予定です。
今後にむけて改善したいこと、実現したいこと
ダイバーシティー&インクルージョンの推進、そしてLGBTQ+への取り組みを実施する中で、「そもそも企業によるD&I推進とは何か?」という疑問を抱くようになったことも事実です。違いを尊重することの重要性に目を向ける一方で、果たして仕事の中で個人のことを開示する必要はあるのだろうか、企業として多様性を組織の力に変えるにはどうしたら良いのか、サポートできることは何か、といった疑問や課題に気づかされることも多くあります。形だけのD&Iではなく、組織としてそれぞれの違いを力に変えられるよう、制度面の改善や従業員同士のコミュニケーションの活性化に取り組みながらD&I推進をしていきたいと考えています。