Your coffee Your choice

STORY

下町の紙加工会社、
タイに行く。

PAP.COFFEE は東京都足立区の紙加工会社、三洋紙業が運営しているコーヒーショップです。
下町・足立区に根差し、1969年の創業以来紙加工業を営んできた三洋紙業が東京・原宿でコーヒーショップをオープンすることになったのは、ある出会いがきっかけ。

三洋紙業が東南アジアに拠点を持つ縁で、2022年にタイ北部の標高1400メートルの山奥でアラビカコーヒーを生産するメーチャンタイ村を初めて訪問しました。そこでは少数山岳民族のアカ族がコーヒーを栽培していました。

アカ族は東南アジアの中で最もインフラ整備に遅れ貧困人口が多いとされる山岳民族の一つ。三洋紙業は積み上げてきた事業の経験をグローバルな共通課題であるSDGs達成への国際的社会貢献に活かす方策を探していました。

ここから、紙製パッケージや販促物の開発経験を持つ三洋紙業で、コーヒー事業展開の構想が始まりました。

COFFEE

届けたい!進化を続ける
タイコーヒーの果実感

私たちがスペシャルティコーヒーに出会ったタイでは地理的に農園とロースターやバリスタの距離が近く、両者の意見交換で栽培や精製方法を試行錯誤しながら高品質なコーヒーを生み出していく環境があります。

そんな進化を遂げ続けるタイコーヒーに魅力を感じ、PAP.COFFEEではタイの豆を中心にコーヒー豆を取り扱っていきたいと考えています。そして豆本来の果実感を引き出す焙煎と抽出でコーヒーを提供いたします。

CONCEPT

コンセプトを決める道のりは、三洋紙業の歩みを振り返り、「紙の可能性」に向き合い、そして何を伝えたいのかを考える旅でもありました。三洋紙業は創業以来、足立区本社周辺の印刷加工会社と協力し、高い技術力を必要とする手加工を施した紙製品を多く製造しています。

紙という素材は「破れる」「経年変化する」「匂いがつく」「色が変わる」といった独自の特徴をもつ循環型素材。
ペーパーレスが推奨され紙のあり方が問われる現代であっても紙そのものの魅力は様々な可能性を秘めています。
ここから「多彩な味覚をもつスペシャルティコーヒー」と「変幻自在で多種多様な紙素材」の親和性に焦点をあて、 紙のおもしろさを伝える「紙とコーヒーのカフェ」を作ることになりました。

PAPER ITEMS紙の触感の楽しさ

ショップカード/SHOP CARD

平面なのに立体に見える不思議なカード。折り目に沿って折って完成させる。

ブランドアートディレクション・グラフィックデザインには株式会社BULLETの小玉文氏を迎えました。紙や印刷加工を生かした「手に触れて感じるデザイン」で国内外で数々の賞を受賞してきた小玉氏と三洋紙業の企画・設計部がタッグを組み、「紙」の魅力を活かした様々なパッケージ・飲食容器などを開発、提案していきます。

コースターパズル/COASTER PUZZLE

自社のパズル工場での廃材を使用。

豆情報カード/INFORMATION CARDE

表ざらざら・裏ツルツル。活版印刷。

日本パッケージデザイン大賞 VI/BI 部門
金賞 を PAP.COFFEE が受賞!

※日本パッケージデザイン大賞 : パッケージデザイン領域のプロフェッショナルが集い、作品のデザイン性や創造性を競う2年に1度のコンペティション。

貼箱ギフトボックス/GIFT BOX

フタは9枚の紙を合紙、こだわりのVカット。

招待状/INVITATION CARD

印刷が割れないよう、熱しながら折って作成。

焙煎豆パッケージ/COFFEE BEAN PACKAGE

「くるり」が特徴。マットな表とギラギラの裏が絶妙。

紙袋/PAPER BAG

持ち手が外貼りで、上部を「クルっと」折ってフタができる。

カップスリーブ/CUP SLEEVE

紙の質感と触感を楽しめる。紙名や重さまで記載。

PAPER
INTERIOR

店内を紙で作る!

空間デザインにはDO.DO.の原田圭氏を迎えました。 インテリアデザイン、建築設計、家具、プロダクトと空間に関わるデザインを多岐にわたり活動している原田氏と三洋紙業がそれぞれの経験から試行錯誤し、「紙」を活用した家具の開発をしています。

机と椅子も紙製。丈夫で軽量のRe-Board(リボード)と、紙材に樹脂を含侵させたリッチライトを使用。

段ボールの飾り棚。設計から制作できるのが三洋紙業の力。

タイル?
いいえ、貼り箱です

カウンター下は50種類の異なる「グレー」の紙を使用した貼り箱を敷き詰めています。※貼り箱...贈り物のパッケージに使われる、丈夫で綺麗な箱

・コーヒー粉 15g
・熱湯 220g(91°C目安)

〈1 投目〉0:00 30g 注ぐ ( 全体を濡らし、蒸らす )
〈2 投目〉0:30 計100g ( 大きく円を描くように注ぐ )
〈3 投目〉1:00 計150g ( 上下に振りながら円を描くように )
〈4 投目〉1:20 計190g (中央一点集中)
〈5 投目〉1:40 計220g(中央一点集中)

RECYCLE

店内の紙コップは全て回収し
板紙にリサイクルしています

SHOP

ACCESS

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前
1-10-6 セリジェ神宮前 102
原宿駅/明治神宮前駅から徒歩3分

OPENING HOURS

11:00~19:00

企画運営 三洋紙業株式会社
お問合せ pap.coffee@sanyoshigyo.com

セバスチャン川又浩氏
監修のかき氷もご提供

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