星槎学園中高等部 北斗校で特別授業を実施しました
この度、星槎学園中高等部北斗校にて高校三年生の生徒さん向けに特別授業を実施しました。紙の加工業には、印刷物の抜きや貼り、セットアップ等において、手作業が必要となる工程が多数存在します。デジタル化やAIの導入が進む中でも、昔から残る手作業が肝となる紙加工業の面白さを授業の中で伝えることで、紙加工業界への興味を学生さんにもってもらうきっかけになればと思い授業をさせて頂くこととなりました。
授業テーマは「紙でできることSDGs」
授業のテーマは「紙でできることSDGs」です。資源の枯渇や気候変動、海洋ゴミ問題などの環境問題に対して、循環可能な素材である紙の可能性を伝えました。また、実際の刷り本や抜き型を紹介したり、動画を使って機械がどのように動くのかを説明したりしながら、紙製品の製造工程について授業をしました。
ワークショップで貼箱体験
紙製品の製造工程を説明した後、ワークショップ形式で実際に生徒さんに貼箱を作って頂きました。貼箱とは、中芯と呼ばれる厚紙を箱状に組み立てたものに、くるみと呼ばれる包み紙を貼った箱のことをいいます。今回のワークショップでは、中芯を組み立てるところから、くるみを糊で中芯に貼り付けるまでの一連の作業を体験して頂きました。
授業をした感想
「貼箱のワークショップが想像の何倍も盛り上がり、二つ目の貼箱を作ってくれた生徒さんもいたことがとても嬉しかったです。実際に手を動かして箱を作ることを楽しんでくれたり、刷り本や抜型に興味津々な生徒さんが多く質問も沢山してくれたりしたので、やりがいを感じました。この授業をきっかけに、紙加工業への興味関心を少しでも持って下されば幸いです」
最後に生徒さんからお礼のメッセージを頂きました