印刷
種類
周りを見渡すと身近な場所に「印刷」はあります。一番身近な印刷でいえば、皆さんの家にある「パソコン用プリンタ」です。そんな身近な印刷ですが、今回は印刷会社の印刷の種類について説明します。
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その他の印刷
印刷物の仕組み
普段目にする印刷物はカラー分解と言う方法で製版され印刷機によって青・赤・黄・黒の版で絵柄を重ねるように印刷することにより自然な絵柄として再現されています。
RGBとCMYK
CMYKとRGBは色の表現方法が異なり、再現可能な色の範囲に差があります。印刷では入稿データのRGBをCMYKに変換して使用します。また、写真データを使用する場合等、RGBが混在していることが発生します。カラーの混在は非常に気づきにくいため、入念にカラーのチェックを行うよう心掛けましょう。
加色混合
RGBとは加法混色という色の表現方法の1つで、光の三原色の赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の配合比率ですべての色を表現することが可能です。色が強く混ざるほど白に近付く特徴を持っています。具体的な使用例は、テレビやパソコンの映像です。
減色混合
CMYKとは減法混色という色の表現方法の1つで、色の三原色のシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)をそれぞれ100%の割合で混ぜると黒になるという原理に補色として黒(Keytone)を追加した4色で表現する方法です。
カラー印刷の仕組み
カラー印刷は、CMYKに分解した情報を網点にし、版を作成します。各色の版で紙面に重ねるように印刷することで絵柄を再現します。
網点に変換するとは
印刷物のルール
①トンボ
内側が仕上トンボ、外側が塗足トンボで、中間にセンタートンボがある。印刷工程では各版の位置を合わせるために使用します。断裁や抜き加工の工程では仕上位置を合わせるために使用します。
②クワエと針先
印刷工程で1枚ごとの印刷位置を揃えるため、進行方向前側をクワエ、横位置を針先と設定します(印刷物に表示します)。次工程では加工機のガイドに合わせるためクワエと針先の指定が必要です。